近藤麻理恵さんの著書『人生がときめく片づけの魔法』読みました。
超超今さらですが、読んでよかったです。
社会現象にもなったこんまりメソッドですが、本は読む機会がなくて雑誌の特集とかでちょっとノウハウを知ってるくらいでした。
読みはじめて最初はあまりいい印象ではなく、文章が単調というか、片付けはすごいんです!でも信じられないと思います。片付けはこんな効果もあるんです!でも自分にはできないと思われるかもしれません。みたいなことが繰り返し書かれていて、はぁ。みたいな。
でも、だんだん読み進めていくと、いかにこんまりさんがお片付け狂なのか、(いい意味で)変態なのかが書かれていて、お片付けハウツー本というより、単純に面白かったです。
あとは本にも書かれていますが、この本は徹底的に感覚的な話ばかりです。スピリチュアルです。
所々、んなアホな。って突っ込みたくなるようなことも書かれているんですが、本人はいたって真面目に言ってて笑います。
こんまりさんがこれだけ流行ったのって片付けの内容ももちろんあるけど、人柄とか見た目によるものも大きいと思う。
こういうこと言うと失礼かもしれないけど、こんまりさんがもし、小動物系の女性ではなく、もっさりしたおじさんだったらこんなにヒットしなかったんじゃないかな。
天空の城ラピュタで空から降ってくるのがシータじゃなくてオッサンだったらパズーは助けはするものの現地解散したでしょう?
それはさておき、すっかり感化されてしまって読んでいる途中でもう片付け(主に物を捨てる)がしたくてしたくて夜中にゴソゴソ始めてしまいました。
家はもともと物は少ないし、散らかってる方ではないけどそれでも捨てられずにとってあったもの色々出てきました。
その中のひとつが、マキアージュのビューラー。
私には形が合いませんでした。
本の中で感銘を受けたのが、物には役目があって、それはただ「使われること」だけではないということ。
例えば、買ってみたけど全然似合わない服は、こういう服は似合わないということを教えてくれた。その時点でその服の役目は終わっているから、ありがとうと言って捨てる。みたいな。
ほー。確かに。まぁ捨てるための言い訳ともとれますが、そのままタンスの肥やしになるくらいなら感謝して、そして経験として次にいかした方がいいよね。
本を読んで思ったのが、文章にすごく熱量というかエネルギーを感じました。
この人は本当に片付けが好きで好きでたまらないんだなって。
そういう熱量がこちらにもあたってきて、ブワーって、波のように周りに影響していく感じ。
流行るだけのことあるなーって。とミーハーな感想でした。